ネイティブ・タイム―先住民の目で見た母なる島々の歴史



ネイティブ・タイム―先住民の目で見た母なる島々の歴史
ネイティブ・タイム―先住民の目で見た母なる島々の歴史

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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「日本人」必読の書

日本国は世界でも数少ない、単一民族で……、などという言葉を聞くたびに、???と思いつづけている人。なぜ、いじめや差別がなくならないんだろう?と、真剣に考えている人。とくに、10代、20代の人たちに、この本をぜひ、読んでもらいたい。そして、何が、この国の人々の、誇りと希望を奪っているのかということを、一緒に考えていきたい。ここには、本当の「日本」の歴史が書かれている。本当の、「日本人」の生きるべき道が書かれている。真実を知ることは、まちがいなく愉しい!
グローバルな視点からの歴史観

歴史を振り返るについては二つの視点があるように思われます。一つは自分が生まれた国というローカルな視点から自分の国ないしは世界を眺める視点、いま一つはグローバルな視点から自分の生まれた国ないしは世界を眺める視点です。一般的に「自国の歴史」は前者の視点から書かれたものがほとんどです。それは日本にかぎらずアメリカでもイギリスでもそうです。とくにいま問題になっている歴史の教科書というのは自国中心主義といえる視点から書かれています。その理由は自分の国の歴史に誇りを持つ必要があるからだということのようです。 しかしながら他国の人が読んでいささか勝手だなと思えるような歴史観を育てて、それが本当に誇りが持てる歴史といえるでしょうか。その点、本書はきわめてめずらしく、グローバルな視点から、著者によれば日本と自称している弓の島の歴史を見ているように思えます。そういう意味では今日の教科書的歴史観とは対極にあって、たとえ他国の人が読んでも手前勝手だなどと思うことはないでしょうし、これから書かれるであろう、そして子どもたちが学ぶことになるであろう人類の歴史の一部としてなんの矛盾もなくグローバルに受け入れられるであろうキャパシティの広さを感じると同時にとても未来的なものを感じました。大体、いかなる形にしろ、自国の歴史を書いてみようかという人が自国、著者の場合、弓の島ということになるようですが、弓の島やそこに暮らす住人を愛していないということなどあり得ないわけで、最近の井戸の中からのぞいたような、それが愛国心を育てる歴史だなどと思っている人は、ぜひ読んで、著者の大いなる愛を感じてほしいものだというのが感想です。とくに弓の島の住人が7つの海を越えてやってきた目の青い人たちと接触をはじめてからの記述は出色。座右においてときどきめくるのは最適の歴史書ではないでしょうか。膨大なエネルギーには感銘を受けました。



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